転送量制限とは?目安や確認方法、転送量無制限のレンタルサーバーおすすめ3社も

レンタルサーバーで「転送量制限」という言葉を見かけ、意味がわからず困っていませんか?
そこで本記事では、データ転送量の確認方法や上限を超えた場合の対応方法など、初心者にもわかりやすく解説。
転送量無制限のおすすめレンタルサーバー3社についても紹介します。

レンタルサーバーの転送量制限って、何のことだ?
確認方法を教えてくれ!

うむ、まずは転送量とは何かについて説明しよう!
レンタルサーバーの転送量制限とは?
データ転送量に制限がかかると、安定したサイト運営ができなくなります。
そのため、「転送量とは何か」「目安と計算方法は何か?」をしっかり把握しておきましょう。

データ転送量が、どのように計算されるかからみていこう。
転送量の計算方法
転送量は「1ページのファイルサイズ × アクセス数」で計算できます。
つまり、Webサイトにアクセスした時に、サーバーから、ユーザーのPC(スマホ)に送られる文字や画像など全データの合計量のことです。
Googleが推奨するWebサイトのファイルサイズである1.6MBを例にすると、1日10,000アクセスがあった場合、
1.6MB × 10,000アクセス=16,000MB(16GB)
よって、1日につき16GBの転送量がかかるということになります。
逆に、画像や動画をアップロードするなど、ユーザーがサーバーに送るデータの合計量も含みます。
転送量の目安
もしアクセスの急増や複数のサイト運営を予定している場合は、最低でも50GB/1日を目安にすると安心です。
なお、ページのデータサイズを調べるためのサイト(Pingdom Website Speed Testなど)もありますので、ぜひ試してみてください。

ツールでページのファイルサイズを調べてみよう。
転送量の確認の仕方
転送量を確認するには、まず契約しているサーバーのアクセス解析を利用しましょう
自分のWebサイトにおける各ページのアクセス数や転送量の確認ができます。
ここでは一例として、ユーザー数の多いレンタルサーバー「エックスサーバー」で転送量の確認をする方法をお伝えします。

※もしアクセス解析の設定がまだの場合は、アクセス解析設定→アクセス解析追加でデータを集められます。(下の写真参照)

転送量の上限を超えたらどうなる?

もし上限を超えたら追加料金がかかるのか?払いたくないな……。

うむ。一時的に上限を超えただけなら問題ない。
だが、放置しておくのは良くないぞ。
実は転送量の上限を超えても、ページに繋がらなくなったり、追加で料金が発生することは、ほとんどありません。
しかしながら、頻繁に上限を超えるとサーバーから警告が来て、上位プランへ変更するように言われる場合もあります。
また、ページ接続に時間がかかると、せっかくユーザーがWebサイトに訪問しようとしたのに途中で離脱してしまうかもしれません。
上限を超えた場合の対応方法
転送量の上限を超えるケースは、以下です。
- 1ページに画像や動画が多く、ファイルサイズが大きすぎる
- 画像サイズの圧縮がされていない
- アクセス数が多い
以上のようなケースで転送量制限にかかる場合は、サーバーのプランを変更したり、高スペックのサーバーを検討したりなどの対応が必要です。
昨今では、転送量無制限のレンタルサーバーが格安で利用できます。本記事後半でもおすすめのレンタルサーバーを紹介しているのでぜひチェックしてください。
転送量で注意すること2つ
転送量について注意しておきたいポイントは以下の2つです。
- 運営サイトすべての合計を計算する
- ディスク容量とデータ転送量の違いを理解する
運営サイトすべての合計を計算する
データ転送量は、1契約あたりの合計値であるということに注意してください。
ひとつのレンタルサーバーで複数のサイトを運営している場合、すべてのサイトの転送量を合算して合計値を算出しましょう。
もしも1つのサイトでアクセスが増えて、転送量が上限を超えてしまうと、他のサイトにも影響が及んでしまうので注意が必要です。
ディスク容量とデータ転送量の違いを理解する
レンタルサーバーのデータ転送量とよく間違えられるのが、容量(ディスク容量)です。
容量とは、レンタルサーバーに保存できるデータ量のこと。
たとえば容量が10GBなら、レンタルサーバーに保存できるデータ量の最大値が10GBという意味です。

容量と転送量は、まったく別だから理解しておこう!
転送量無制限でも制約がかかる例
「転送量無制限は、本当に無制限なの?」「いくら使っても大丈夫なの?」と思いますよね。
実は完全に無制限というわけではありません。
無制限というよりは、制限について細かく設定していないだけで、あまりにも過度に使った場合制限されるようです。
たとえば、エックスサーバーのよくある質問にも記載されています。
転送量課金はなしとありますが、転送量がどれだけ増えてもいいのですか?
データ転送量の課金はなく、無制限です。ただし、ネットワークやサーバーに対して過大な負荷が掛かる場合には、制限を行う場合があります。
以下では、転送量無制限でも制約がかかる例について紹介します。
例1:Webサイトに極度にアクセスが集中した場合
Webサイトがメディアなどで取り上げられるなどして、アクセスが集中すると、一時的に速度制限がかかることがあります。
例2:短時間に大量のデータ通信が行われた場合
たとえば、短時間に大量の動画をアップロードするとサーバーに負荷がかかります。

それは困るな……。
どうしたらいいんだ!?

うむ。事前にプラン変更や高スペックなサーバーへの乗り換えをしておこう。
転送量無制限のレンタルサーバーおすすめ3社
転送量無制限のレンタルサーバーは多いですが、中でもおすすめの3社を紹介します。
処理速度や使いやすさ、料金などを基準に選択してみてください。
エックスサーバー

サーバーの性能を重視する人にも初心者の人にもおすすめなのが、エックスサーバーです。
安定した速度と障害発生の少なさから、国内No.1シェアを獲得しています。
2021年10月からKUSANAGIというWordPress高速化技術が導入され、より快適に利用できるようになりました。
また他ユーザーの影響を受けずに、安定的なサーバー速度を提供する「リソース保証機能」を導入してるので、安心して利用できます。
以前はネックとなっていた初期費用3,300円が、2022年8月から不要となりました。
スタンダードプランなら月額990円(税込)からと、高性能なのにお手頃です。(36ヶ月契約の場合)
独自ドメイン永久無料特典も付いてくるので、別途ドメインを取得しなくてもサイト開設ができます。(12ヶ月以上の長期契約の場合)
さらにWordPress開設が簡単にできる「クイックスタート」機能があるため、10分ほどで設定が完了します。
サーバーの乗り換えを検討している人には無料お試し期間が10日間ありますので、ぜひ試してみてください。(「WordPressクイックスタート」利用者は対象外)
サーバー選びに迷ったら、エックスサーバーを選んでおけば間違いないでしょう。
10日間無料お試し
ConoHa WING

ConoHa WING(コノハウィング)は2018年に登場した後発のサーバーで、東証一部上場企業のGMOが運営しています。
国内No.1の処理速度やコストパフォーマンスの良さから、国内シェアを急速に拡大しています。
料金は、ベーシックプランなら月額660円(税込)から。(36ヶ月契約)
長期利用の「WINGパック」ならドメインも永久無料で2つもらえます。
さらに管理画面の使いやすさやWordPress簡単セットアップ機能も魅力です。
ただしデメリットとして、サポート(メール・電話・チャット)は土日祝は休みであること、無料お試し期間がないことが挙げられます。
それでも、とにかく速度重視!かつ安価に利用したい人におすすめのサーバーです。
とにかく速い!コスパ良し!
ロリポップ!

ロリポップ!は、処理速度の速さと低価格であることから、国内No.2のシェアを獲得しているサーバーです。
LiteSpeedという最新のサーバーを採用しているため、高速処理を実現しています。
新プラン「ハイスピードプラン」は月額550円(税込)(36ヶ月契約)と、お得な価格設定です。初期費用も無料ですので、安く始めたい人に向いています。
12ヶ月の長期利用契約で、独自ドメインも1つ無料でもらえます。
デメリットは、下位プランへの変更ができないことです。
とはいえ、ハイスピードプランでも550円と安価ですので、こちらを選んでおけば問題ないでしょう。
高速なのに月額550円!
安定したサイト運営なら転送量無制限のレンタルサーバー
レンタルサーバーのデータ転送量の目安として、個人で利用するなら、30GB/1日あれば支障なくWebサイトが運営できます。
格安の転送量無制限のレンタルサーバーもあるため、ぜひチェックしてみてください。

転送量制限について理解して、快適なサイト運営をしよう!

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※記載内容は現在のサービスと異なる場合があります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。