レンタルサーバーとは?レンタルサーバーの種類とおすすめサービス

ホームページを作成する上で、欠かせないのがレンタルサーバーとドメイン。
サーバーはレンタルするのではなく、自分で全て用意することもできますが、最初に必要なサーバー機器を揃えるだけでも数十万円から数百万円の費用がかかってしまいます。
また、セキュリティや日々のメンテナンスなどの運用コストも膨大になります。
できるだけ費用を抑えつつ性能の良いサーバーを使いたい場合は、専門のサーバー会社が提供しているレンタルサーバーが便利です。
この記事では、ホームページを円滑に作成・運用できるよう、レンタルサーバーの仕組み、種類、選び方、そしておすすめのレンタルサーバーなど、レンタルサーバーについてわかりやすく解説していきます。
レンタルサーバーとは?
レンタルサーバーは、別名ウェブホスティング・サーバーホスティング・ホスティングサービスなどとも呼ばれており、ホームページ作成に必要な機能だけをオンラインでレンタルできるサービスです。
自分でサーバー機器を用意したり、自宅や会社にサーバーを置いたりする必要もなく、インターネットを通してサーバーの機能だけを利用できるため、手間も費用も最小限に抑えられ、手軽に使えるのが大きなメリットとなります。
まずは、サーバーの役割や仕組みについて説明しよう!
そもそもサーバーって何?
サーバーやドメインがないとホームページが公開できない、ということは理解していても、なぜサーバーなしで公開できないのか、そもそもサーバーとは何なのか?
実際にサーバーを利用していても、なかなかイメージが湧きづらいと思います。
簡単に言うと、サーバーもコンピューターの1つです。
ただし、会社や家庭でふだん使われているコンピューターとは役割が異なり、ホームページ作成者とホームページを見にくる人を繋ぐための、専用のコンピューターとなります。
ホームページを作っても、そのままでは自分のコンピューターの中にあるホームページを不特定多数のユーザーに見せることはできません。
そこで、24時間365日誰でもアクセスできるコンピューター=サーバーにホームページをアップロードすることによって、世界中のユーザーにホームページを公開できるようになります。
サーバーの役割について
サーバーの役割についてわかりやすく例えると、もしホームページが家だとした場合、サーバーは土地、そしてドメインは住所と言えます。
- ホームページ = 家
- サーバー = 土地
- ドメイン = 住所
土地がなければ家を建てられないのと一緒で、ホームページを作成して公開するときは毎回サーバーが必要になります。
そして、ユーザーにホームページへ来てもらうには、住所となるドメインが必要というわけです。
レンタルサーバーの仕組み
ホームページを公開するためのサーバーは、いつどこからアクセスされても良いように、24時間365日稼働させておく必要があります。
ただしサーバーの構築やメンテナンスには、一般的なコンピューターとはまた別の、サーバーに関する専門知識が必要になります。
また、サーバーに適したコンピューターの購入や、設置場所の確保、そして24日365日稼働させるために電気代もかかります。
レンタルサーバーの場合は、サーバー会社がそれらを全て管理してくれているため、費用や手間をかけずに、サーバーの機能だけを手軽にレンタルすることができます。
レンタルサーバーの選び方
レンタルサーバーにはいくつか種類があり、選ぶポイントは、「安さ」「簡単さ」「速度」「自由度」の4つです。
予算やスキルによって最適なレンタルサーバーが決まりますので、まずはどのサーバーが自分に合っているか、それぞれの特徴を大まかに見ていきましょう。
安さ | 簡単さ | 速度 | 自由度 | |
---|---|---|---|---|
共用サーバー | ▲ | |||
専用サーバー | ||||
マネージド 専用サーバー |
▲ | |||
VPS | ||||
クラウドサーバー | ▲ |
レンタルサーバーの種類
レンタルサーバーには大きく分けると、共用サーバー・専用サーバー・マネージド専用サーバー・VPS・クラウドサーバーの、5つの種類があります。
共用サーバーとは?
共用サーバーは、1台のサーバーを複数のユーザーと共同で利用するサーバーです。
レンタルサーバーのサービスの多くは、この「共用サーバー」になります。
特長としては、複数のユーザーでサーバーを使うため、1人当たりの費用が安くなります。
そして、サーバー環境がすべて用意されているため、申し込み後すぐに使えて、日々のメンテナンスやサーバーに関する専門知識が必要ありません。
ただし、他のユーザーと同じ設定で使用しなければならないため、個別の設定はできず、自由度が低いというデメリットがあります。
また、他のユーザー数や利用状況によってはサーバーへの負荷が高くなりやすく、たとえば人気サイトが同じサーバー内に存在する場合などは、ホームページの表示が遅くなる可能性があります。
個人のホームページ、ブログ、小〜中規模ビジネスサイト、ネットショップなど
メリット
- 費用が安い
- 申し込み後すぐに使える
- 専門知識が不要
デメリット
- 自由度が低い
- サーバーが遅くなる場合がある
- 表示スピードが国内最速No.1
- 初期費用無料、ドメインと一緒に申込むとドメイン永久無料
- マルチドメイン・データベース・メールアドレス無制限
専用サーバーとは?
専用サーバーは、1台のサーバーを自分だけで使うことができるサービスです。
自分専用のレンタルサーバーで、同じサーバー内には他のユーザーが一切存在しないため、自分の好きなように自由にサーバーの設定を行うことができます。
その反面、サーバーの管理や運用方法なども全て自分で決める必要があるので、サーバーに関するある程度の専門知識が必要になります。そして、何も設定されていないサーバーで1から準備しなければならないため、時間もかかります。
また、サーバーを1台まるごと契約するため、共用サーバーに比べると、初期費用や月額料金などのコストがかかってきます。
メリット
- 自由度が高い
- サーバーが速い
デメリット
- 専門知識が必要
- 費用が高い
- 使い始めるまでに時間がかかる
大規模ビジネスサイト、ショッピングモール、動画配信、メルマガ配信など
マネージド専用サーバーとは?
マネージド専用サーバーは、専用サーバーと同じく1台のサーバーを丸ごとレンタルできるサービスです。
マネージド専用サーバーと通常の専用サーバーとの大きな違いは、サーバーに関する全ての作業を自分でやるのではなく、運用や管理をサーバー会社に代行してもらえるという点です。そのため、サーバーに関する専門知識が全くなくても、自分だけのサーバーを運用することができます。
一方で、サーバーの管理権限はあくまでレンタルサーバー会社にあるため、通常の専用サーバーに比べると自由度は低くなります。
また、レンタルサーバー会社に管理してもらう分、運用コストもかかります。
メリット
- 専門知識が不要
- サーバーが速い
- すぐに使える
デメリット
- 費用が高い
- 専用サーバーと比べて自由度が低い
大規模ビジネスサイト、ネットショップ、メルマガ配信、動画配信、キャンペーンサイトなど
VPSとは?
VPSとは「バーチャル・プライベート・サーバー(Virtual Private Server)」の略で、別名「仮想専用サーバー」と呼ばれる種類のレンタルサーバーです。
1つの高機能なサーバーを複数のユーザーで使用するため、専用サーバーと比べると費用が安いのが特長です。
また、共用サーバーとは異なり、各ユーザーごとに使う領域があらかじめ決められているため、他のユーザーの影響を受けることなく、専用サーバーのように使えるというメリットがあります。
ただし専用サーバーと同じく、運用や管理は自分で行う必要があるため、サーバーに関する専門知識が必要なことと、サーバーを1から設定する手間も専用サーバーと同様で、使い始めるまでに時間がかかります。
メリット
- 自由度が高い
- サーバーが速い
- 専用サーバーと比べて費用が安い
デメリット
- 専門知識が必要
- 使い始めるまでに時間がかかる
ビジネスサイト、動画配信、メルマガ配信、ゲームサーバー、bot運用など
- 初期費用無料、月620円〜で最低利用期間なし
- テンプレートイメージが豊富ですぐに使える
- 多言語対応で、チームメンバーが多国籍でもOK
クラウドサーバーとは?
クラウドサーバーは、その名の通りクラウド環境に置かれた、新しいタイプのレンタルサーバーです。
共用サーバーやVPSと同じく1台のサーバーを複数のユーザーで利用しますが、最小限のスペックからのスタートが可能。必要に応じてCPUやメモリを追加・削除できます。
拡張性が高いため、より柔軟にサーバーの運用を行えるというのが大きなメリットです。
ただし、専用サーバーと同じく専門知識が必要になることと、スペックの拡張に伴い、結果的に専用サーバーよりもコストがかかってしまう可能性があります。
メリット
- 自由度が高い
- サーバーが速い
- 最小限の費用で始められる
デメリット
- 専門知識が必要
- 使い始めるまでに時間がかかる
- 結果的に費用が高くなる可能性がある
ビジネスサイト、動画配信、メルマガ配信、ゲームサーバー、bot運用など
レンタルサーバー会社サービス一覧
サーバー会社の中には、5種類全てのレンタルサーバーを提供している会社もあれば、一部の種類のみ提供している会社もあります。
ここではレンタルサーバーの種類別に、代表的なサーバー会社が提供しているサービスを一覧でまとめました。
共用 サーバー |
専用 サーバー |
マネージド 専用サーバー |
VPS | クラウド サーバー |
|
---|---|---|---|---|---|
さくら | |||||
ロリポップ | |||||
XSERVER | |||||
ConoHa | |||||
カゴヤ | |||||
CPI |
全種類提供しているからと言って、必ずしも便利なわけではないのが難しいところだ。
ちなみにレンタマンでは、実際にサーバーを使ったユーザーからの口コミと評判を掲載している。ぜひ参考にしてみてくれ!

https://renta-man.net/rental-server-low-price/
※記載内容は現在のサービスと異なる場合があります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。