広告なしで無料レンタルサーバーを使う!調査してわかったデメリット7つ

基本的に、無料レンタルサーバーは広告が自動的に表示されるものがほとんどです。
しかし、中には広告なしの無料レンタルサーバーがあることも事実です。
そこで、今回は広告なしの無料レンタルサーバーやWordPressが使える無料レンタルサーバー、無料レンタルサーバーのデメリットなどについて詳しく解説していきます。

無料レンタルサーバーは良いことばかりじゃないんだな……。

そうだ!デメリットも把握して使う必要がる。サイト運用のスタンスにあっているかチェックしてくれ!
広告なしで無料レンタルサーバーは使える?
前述したとおり、広告なしで無料レンタルサーバーを使うことは可能です。
広告なし、無料で使えるレンタルサーバーは以下2社のレンタルサーバーです。
- XFREE(エックスフリー)
- XREA(エクセリア)

広告なしで使えるレンタルサーバーからいくぞ!
XFREE
XFREEのレンタルサーバーは、条件は付きますが、広告なしで利用できるレンタルサーバーです。
HTMLサーバー機能では広告表示もなく、多用途に使いやすく、目的を達成しやすい静的コンテンツ専用サーバーとなっており、使いやすいレンタルサーバーです。
HTMLサーバー機能では月額料金無料で独自ドメイン10個、サブドメイン50個、アップロード可能な1ファイルあたりの容量3MBという特徴があります。
小規模サイトであればそこまで不便を感じることなく利用できるため、おすすめのレンタルサーバーです。
独自ドメインを持っていなくても利用でき、WordPressを5つまでインストール可能です。
そのため、企業の公式サイトだけでなく、コラムやお役立ち情報、ECサイトなどのさまざまなサイトも同時に制作・管理できる点がメリットと言えるでしょう。
しかし、パソコンからWebサイトを閲覧する時は広告が表示されませんが、スマホやタブレットなどでWebサイトを閲覧するときは、広告が表示されてしまうというデメリットがあります。

完全に広告なしではないのか……。
ディスク容量 | マルチドメイン | 転送量目安 | |
---|---|---|---|
HTMLサーバー機能 | 1GB | 10個 | – |
PHP・MySQLサーバー機能 | 1GB | 10個 | 50MB |
WordPress機能 | 2GB | 5個 | 100MB |
XREA

XREAは無料プランでも機能が充実したレンタルサーバーです。
日本でも人気のレンタルサーバーとなっており、WordPressサイトの運営・管理が無料プランでも可能です。
Webサイトを制作する際や、メール機能を利用したいときに必要な基本機能はしっかり搭載されています。たとえば、CMSを簡単にインストールする機能や無料のSSL、メールアカウントなどです。
無料プランでも100個まで無料で利用でき、管理画面から簡単に操作できます。
XREAFreeの場合は、転送量が1GB/日と限られてしまうため、回線速度が遅くなってしまうデメリットはありますが、無料でここまでの機能が充実しているレンタルサーバーは少ないため、費用をかけたくない人などにおすすめのレンタルサーバーです。
また、XREAは電話でのサポートを実施していないため、万が一のトラブルや問題が起きても自分で解決するか、サポートの回答を待つ必要があります。

日の転送量上限は、個人運営ならそれほどデメリットにならないよな?

うむ。それよりも電話でのサポートに対応していないのが痛いな!
ディスク容量 | マルチドメイン | 転送量目安 | |
---|---|---|---|
XREAFree | 1GB | 10個 | 1GB/日 |
XREAPlus | 100GB | 64個 | 64GB/日 |
無料プランでも機能が充実
WordPressが使える無料レンタルサーバー
続いて、WordPressが使える無料レンタルサーバーを紹介します。WordPressが使える無料レンタルサーバーは以下の2つです。
- スターサーバーフリー
- WordPress.com

次はWordPressが使える無料サーバーを紹介するぞ!
スターサーバーフリー
スターサーバーフリーは操作も簡単で、高機能の無料レンタルサーバーです。
スターサーバーフリーは「フリーPHP+MySQLプラン」でのみ、簡単にWordPressをインストールすることができ、独自ドメインも1個まで利用できます。
また、無料サーバーにもかかわらず、FTP(ファイルマネージャー)やphpMyAdminといった機能も搭載されており、FTPを使ったバックアップ機能も優秀です。
基本的に無料で使える機能など充実していますが、電話サポートがない、自動バックアップ機能がない、独自SSLが利用できないなどのデメリットがありますので、契約する際はしっかり検討したうえで決めることをおすすめします。

このサーバーもサポートが充実していないのか……。
ディスク容量 | マルチドメイン | 転送量目安 | |
---|---|---|---|
フリー | 2GB | 1個 | – |
フリーPHP+MySQL | 2GB | 1個 | 50MB |
WordPress.com
WordPress.comは、誰でも簡単にブログやWebサイトなどを構築・制作できます。
また、「WordPress.com」と「WordPress.org」はまったくの別物になりますので、注意してください。
「WordPress.org」を利用する際は、別にサーバーとドメインを取得する必要があります。
また、「WordPress.com」ではプラグインが自由にインストールできなかったり、テーマを自由に追加できなかったりするなどのデメリットがあるため、注意が必要です。

間違えそうだな……。

うむ。無料で使いたなら「WordPress.com」一択だぞ!
ディスク容量 | マルチドメイン | 転送量目安 | |
---|---|---|---|
無料版 | 3GB | 1個 | – |
無料レンタルサーバーのデメリットは?
無料レンタルサーバーのデメリットには以下のようなものが挙げられます。
- サーバーの安定性が低い場合がある
- 容量が少ない
- 使える機能が少ない
- 基本的に広告表示がある
- 商用利用ができない可能性がある
- サポート対応がないケースが多い
- サービスが終了するリスクがある

色々見てきたけど、無料サーバーはデメリットが目立つな。

うむ。無料で使えるだけあって制限があるのは仕方がない。詳しく解説するぞ!
サーバーの安定性が低い場合がある
無料レンタルサーバーの場合、安定性が低いことがあります。
レンタルサーバーは、基本的にパソコン1台に対して複数のユーザーで共有します。
無料レンタルサーバーは容量も限られてしまい、限られた容量の中でたくさんのデータを保有してしまうため、容量がいっぱいになり、サーバーの安全性が低下してしまうこともあります。
また、無料レンタルサーバーはいきなりサービスが終了してしまうこともあり、業務に支障がでてしまうこともあるため、注意が必要です。
容量が少ない
先ほど紹介した無料レンタルサーバーでも、多くて1GBのところが多く、長期的に運用するときには無料レンタルサーバーは向きません。
レンタルサーバーは基本的にプラン料金が高くなればなるほど容量が多くなり、使い勝手が良くなります。

無料レンタルサーバーは基本的に容量が少ないぞ!
個人でWebサイトなどを運用する場合でも、長期的に運用するとなると容量が足りなくなってしまうことが多いため、あまり無料レンタルサーバーはおすすめしません。
また、有料レンタルサーバーでも数百円程度で容量を1GBから20GB以上に増やせるところも多いため、有料レンタルサーバーを契約することも検討したほうが良いです。
使える機能が少ない
無料レンタルサーバーではMySQLやPHP5/PHP7、独自SSLなどの機能が搭載されていないところが多いです。

そもそも、無料レンタルサーバーは使える機能が少ないというデメリットがあるぞ!
一方で、有料レンタルサーバーであるさくらのレンタルサーバーでは月額131円で容量100GB、電話サポート、RAID10+データバックアップ、HTTP/2、PHP5/PHP7/PHP8、マルチドメイン、メールアドレス無制限、SQLite、独自SSL、共有SSL(データ暗号化)などが含まれます。
無料レンタルサーバーにこだわることも良いですが、月額131円でこのような充実した機能を利用できることを考えると、無料レンタルサーバーを利用するメリットはほとんどないとも言えるでしょう。
基本的に広告表示がある
広告なしの無料サーバーはXFREE、XREAなどがありますが、何かしらの制限があります。
たとえば、XFREEではWordPressのダッシュボードURLを指定する「WordPressアドレス」と、WordPressを公開するURLを指定する「サイトアドレス」の変更に制限がかかってしまいます。

WordPressを利用する場合には、広告が表示されてしまうのは仕方なさそうだな……。
商用利用ができない可能性がある
一部の無料レンタルサーバーでは、商用利用できないところもあります。
そのため、自社の商品やサービスを販売するWebサイトを制作したり、個人のアフィリエイトブログを制作したりする場合、商用利用できないサーバーと契約してしまうと、規約違反になってしまいます。

商用利用できないと、機能が制限されるだけでなく売上や利益にも関わってくるから注意が必要だ!
サポート対応がないケースが多い
無料レンタルサーバーは基本的にサポートがありません。
そのため、何かしらのトラブルや不具合などが発生してしまった場合でも、自分達で解決しなければいけません。
有料レンタルサーバーの場合は、チャット・メール・電話などでサポートを実施していたり、中には24時間サポートを実施していたりするところもあるため、万が一のときでも安心してサポートを受けることができます。

自力で解決するのは限界があるぞ。
サービスが終了するリスクがある
無料レンタルサーバーは有料のレンタルサーバーよりも収益性に劣ってしまうため、突然サービスが終了してしまうリスクがあります。
サービスが終了してしまうと、サイト自体を運用することができずに、業務がストップしてしまうこともあります。
このような事態が起きてしまうと、売上や利益が下がってしまうだけでなく、自社の信頼度も低下してしまうリスクがあるため、注意が必要です。

案外、このリスクが一番大きいかもしれないな……。
無料レンタルサーバーでSSL化はできる?
無料レンタルサーバーでSSL化することはできます。
ただし、無料レンタルサーバーを提供している会社や契約するプランによっても異なります。
また、SSL化は基本的にドメインの数だけ取得が必要となるため、上限を超えるSSL化はできません。
今後、Webサイトを増やす予定が少しでもある場合は、無料レンタルサーバーではなく、有料レンタルサーバーと契約することをおすすめします。

SSL化は今後、重要な要素になるよな?

うむ。本格的なサイト運営には必須になるぞ!
有料レンタルサーバーも視野に入れよう
無料レンタルサーバーは収益を確保できないため、広告を掲載して広告収入を得るために広告が表示されます。
「広告が入っても問題ない!」と考える人も多いですが、ただ広告が入るだけでなく、無料レンタルサーバーはいくつかの機能制限があったり、使い勝手が悪かったりするデメリットがあります。
個人で小規模なブログをWeb上に公開したいだけなら問題ありませんが、ビジネスとして利用する場合は、無料レンタルサーバーはおすすめできません。
有料レンタルサーバーの場合でも、月額1,000円以内で利用できるサーバーもありますので、有料プランの検討をおすすめします。

無料にこだわってサーバー選びをすると、運営が大変になる可能性がある。しっかり検討してくれ!
※記載内容は現在のサービスと異なる場合があります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。