サーバー移行の注意点|トラブルなしの引っ越し方法を伝授

nrc

Webサイトを運用するためにレンタルサーバーを契約したけれど、トラブルが多くて新しいサーバーに移行したい!」と考える人も多いでしょう。

契約中のレンタルサーバーを解約して、新しいサーバーを契約する場合、いくつかの注意点があります。

そこで今回は、サーバー移行の際におさえておきたい注意点や、サーバー移行の手順などについて詳しく解説していきます。

借り隊
借り隊

サーバーの引っ越しは大変そうだな……

レンタマン
レンタマン

うむ。手順や注意点を詳しく解説するから参考にしてくれ!

サーバー移行で絶対おさえておきたい注意点

まずは、サーバーを移行する際に絶対におさえておきたい注意点を紹介します。

サーバー移行の際におさえておきたい注意点は、以下3点です。

  • ルートからのパス変更はないか
  • メールアドレスの再設定
  • 新しいサーバーでの動作確認
レンタマン
レンタマン

早速、詳しく解説していくぞ!

ルートからのパス変更はないか

これまで使用していたサーバーと、新しく使うサーバーのルートからのパスが異なっている場合は、パスを変更する必要があります

ルートからのパス変更があると、「ファイルをアップロードする場所が異なる」「画像が表示されない」「ファイルが共有できない」などの問題が起きてしまいます。

そのため、ルートからのパスに変更がないかどうかを必ず確認してください。

新しいパスを設定する場合は、各種設定を実施する工程が発生してしまうため、専門的な知識を有する人が担当するようにしましょう。

借り隊
借り隊

サーバーによってパスが違うのか……

メールアドレスの再設定

サーバーを利用してメールアドレスを設定していた場合、新しいサーバーに移行するときにメールアカウントの初期設定を行う必要があります。

メールアドレスを再設定しておかないと、Webサイトにアクセスできなくなるなどの不具合やトラブルが生じて、業務に支障が出てしまうこともあります。

また、新しいサーバーに完全に移行が完了するまでには、1週間程度かかることも少なくありません。

そのため、以前使っていたメールアドレスがいきなり使えなくなってしまうという面倒な状況になってしまうため、事前に新しいサーバーからもメールを受信できるように設定しておくことをおすすめします。

レンタマン
レンタマン

メールアドレスの設定は事前に準備が必要だぞ!

新しいサーバーでの動作確認

新しいサーバーに移行する場合は、必ずWebサイトの動作や表示速度などを確認しましょう

動作確認を行う際は、自分のPCやスマホを更新して確認してください。

また、動作確認を行う際は、1人ではなく複数人で行うと、より確認漏れが少なくなります。

動作確認を行わないと、不具合が発生したりトラブルが起きてしまったりすることもあるため、必ず事前に確認してください。

借り隊
借り隊

新しい環境でサイトを公開する前にしっかりチェックしないとダメだな。

旧サーバーの解約タイミング

新しいサーバーに移行する際、旧サーバーを解約するタイミングはいつになるのでしょうか?

サーバーの移行に失敗してしまうと、Webサイトが表示されなくなってしまったり、最悪の場合データがすべて消えてしまったりすることもあるため、解約のタイミングには十分に気を付ける必要があります。

ネームサーバーの切り替えにはタイムラグがある

旧サーバーから新しいサーバーに移行する場合、アクセスするためのDNSサーバー(ネームサーバー)の切り替えにタイムラグが生じてしまいます。

DNSサーバーの切り替えは、早ければその日のうちに完了しますが、遅いと1週間程度かかってしまうこともあります。

DNSサーバーの切り替えが完了するまでに旧サーバーを解約してしまうと、Webサイトが表示されなくなってしまいます。

そのため、新しいサーバーに移行する場合は、必ず新しいサーバーにアクセスするためのDNSサーバーの切り替えが完了してから解約するようにしてください。

レンタマン
レンタマン

DNSサーバーの切り替えはタイムラグがあることを理解していれば慌てなくて良いぞ!

切り替えを確認してから旧サーバーを解約する

切り替えが完了する前に解約してしまうと、Webサイトが表示されなくなってしまうため、ユーザーのアクセスができなくなります。

また、表示されない時間が続くと、GoogleやYahoo!などの評価が下がってしまうため、検索上位から外れてしまうこともあります。

検索上位に表示されなくなるということは、ユーザーにWebサイトを開いてもらえなくなってしまう可能性が高くなりますし、当然ながら利益にも影響してしまうため注意が必要です。

レンタマン
レンタマン

新しいサーバーに切り替えできたことを確認してから、旧サーバーを解約してくれ!

サーバー移行の手順

ここでは、サーバー移行の手順について紹介します。

旧サーバーから新しいサーバーに移行する際は、以下の手順に沿って進めていきます。

  • 移行先サーバーの選定
  • 移行先サーバーの契約
  • サーバー環境の構築
  • データ移行
レンタマン
レンタマン

手順に沿って確認していくぞ!

移行先サーバーの選定

旧サーバーから新しいサーバーに移行する場合、まずは移行先のサーバーを選定することが重要です。

移行先のサーバーを選ぶときは、現在、使用しているサーバーの問題点や不足している部分を補えるサーバーを選ぶと良いでしょう。

レンタルサーバーは各レンタルサーバー会社や、契約するプランによっても価格・セキュリティ・機能などが大きく異なるため、しっかり移行先のサーバーを選定しましょう。

ここで適当に選んでしまうと、何度もサーバーを移行させる手間や時間、費用が無駄になることも考えられますので、自分の納得いくサーバーを選ぶことが大切です。

借り隊
借り隊

レンタルサーバー選びは慎重にやったほうが良いな。

移行先サーバーの契約

移行先のサーバーの選定が完了したら、次に移行先サーバーの契約に進みます。

契約は基本的にWeb上で簡単に解決するため、そこまで難しい操作などは必要ありません。

移行先サーバーの契約画面の指示に従って、契約を進めてください。

サーバー環境の構築

契約が完了したら、次にサーバー環境の構築に進みます。

Webサイトのサービスを利用するためには、システムや環境を構築することが大切です。

たとえば、メールを受信したい場合はメールのサーバーを構築する必要がありますし、Webサービスを利用したいならWebサービスのサーバーを構築する必要があります。

基本的にVPSサーバーや専用サーバーは環境構築が必須なので、しっかり覚えておきましょう。

また、サーバーの環境構築のやり方が分からない人は、環境設定までサポートしてくれるレンタルサーバーもあるため、サポートが充実しているレンタルサーバーを選択する方がおすすめです。

レンタマン
レンタマン

詳しくないならオールマイティでサポートが充実しているレンタルサーバーがおすすめだ!

データ移行

サーバーの環境の構築が完了したら、最後にデータ移行です。

データ移行の流れは各レンタルサーバーによっても多少前後しますが、基本的には、以下のような流れでデータを移行していきます。

  1. Webサイトのバックアップを行う
  2. 旧サーバーから新しいサーバーへデータを移行する
  3. Webサイトが正常に表示されるか、動作確認を行う

また、サーバーを安全に運用するために、SSL化する場合は、証明書を組み込む必要がありますので、そちらの作業も忘れないようにしてください。

ドメインはそのままでWordPressをサーバー移行する場合

ここからは、ドメインはそのままでWordPressをサーバー移行する方法や手順について詳しく紹介していきます。

レンタマン
レンタマン

初心者でも実践できるように解説するぞ!

WordPressを簡単に移行できるAll-in-One WP Migration

ドメインはそのままでWordPressをサーバー移行する場合は、移行作業を簡単にできるプラグイン「All-in-One WP Migration」がおすすめです。

All-in-One WP Migrationは、簡単に説明すると、稼働中のWordPressを移行できるプラグインです。

All-in-One WP Migrationを使えば、WordPressのデータやファイルをエクスポートして、新しいサーバーにインポートするだけで、ドメインはそのままでサーバー移行が完了します。

All-in-One WP Migrationは無料でドメイン引越しが簡単にできるため、おすすめの方法です。

借り隊
借り隊

こんな便利な移行プラグインがあるんだな。

サイトの移行作業を行う4つの手順

続いて、サイト移行作業を行う際の手順を紹介します。

レンタマン
レンタマン

サイト移行作業は、以下4つの手順に沿って進めてくれ!

  1. プラグインのインストール
  2. 移行するデータのエクスポート
  3. 移行先のサイトにプラグインをインストール
  4. エクスポートしたデータをインポート

まずは、WordPressにAll-in-One WP Migrationをインストールします。

WordPressの管理画面から「ダッシュボード」→「プラグイン」→「新規追加」→「All-in-One WP Migration」を検索」→「インストール」の手順で簡単にAll-in-One WP Migrationをインストールできます。

借り隊
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次は、移行するデータのエクスポートを行うぞ。

先ほどインストールしたAll-in-One WP Migrationを選択し、「エクスポート」→「高度な設定」→「エクスポートするデータを選択」→「ダウンロード」の手順で行います。

こちらも簡単な作業となり、WordPressの知識がない人でも直感的に操作して、移行するデータをエクスポートできます。

レンタマン
レンタマン

もう一息。移行先のサイトにプラグインをインストールだ!

先ほどと同様にAll-in-One WP Migrationをインストールし、エクスポートしたデータをインポートすれば完了です。

無料版の場合は容量制限が設けられており、アップロードサイズが超過しているとそのままアップロードができないこともあるため、注意が必要です。

無料でインポートできるのはファイルサイズが1GBまで

前述したとおり、無料でインポートできるのには容量制限が設けられており、ファイルサイズは1GBまでになります。

万が一、容量制限で画面上に警告が表示された場合は、ファイルサイズを小さくするか、有料のプラグインに変更する必要があります。

容量が1GBでもとくに問題はありませんが、Webサイトで画像や動画など、容量が大きい素材を多く使う場合は、何度もファイルサイズを小さくする手間がかかるため、有料のプラグインを設定しておくことがおすすめです。

借り隊
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長く運営しているサイトの移転は、有料プラグインが良いな。

サーバーの移行を慎重にやるべき理由

ここでは、サーバーの移行を慎重にやるべき理由について解説していきます。

  • コンバージョンに影響する
  • SEOに影響する
  • セキュリティに影響する
レンタマン
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初めてサーバーの移行を考えている人は、必ず確認してくれ!

コンバージョンに影響する

サーバーの移行を慎重にやらないと、コンバージョン(CV)に影響します。

コンバージョンとは、ユーザーがWebサイトを訪れて、目的となるアクションを起こしてくれた状態のことを指します。

コンバージョンに影響してしまうということは、直接的に利益に影響が出てしまうため、注意が必要です。

借り隊
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サイトを運営している目的だからな。慎重にやらないとマズイぞ!

SEOに影響する

サーバーを慎重に移行しないと、SEOに影響してしまいます

サーバーの移行に失敗してしまい、サイトが一定期間表示されない状態が続くと、GoogleやYahoo!からの評価が下がってしまいます。

これらの評価が下がってしまうと、検索上位に表示されなくなってしまうことが多いです。

SEOに影響してしまうことも、直接的に利益につながってしまうため、注意が必要です。

借り隊
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表示される順位が下がってしまうとどうなるんだ?

レンタマン
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また上位に表示されるようになるには時間がかかる。サーバーの移行は慎重にやってくれ!

セキュリティに影響する

サーバーを慎重に移行しないと、セキュリティに影響することもあります。

とくに、新しいサーバーの動作確認などを行う際は、PHPや.htaccessなどの専門的な知識が必要になることも多いです。

何かしら設定を行わなければいけない場合は、素人が変に変更しないほうが良い場合もあります。

レンタマン
レンタマン

専門知識が必要ならプロに依頼するようにしてくれ!

サーバー移行を検討するタイミングとは

最後に、サーバー移行を検討する適切なタイミングについて紹介します。

レンタマン
レンタマン

サーバー移行を検討するタイミングは以下2つが考えられるぞ!

  • サーバーのスペック不足
  • 使用中のサーバーにない機能が欲しい

現在、サーバーの移行を検討している人は、参考にしてください。

サーバーのスペック不足

現在、使用しているサーバーのスペックが不足していると感じている場合は、サーバー移行を検討するタイミングに当てはまります。

たとえば、1日に何度もエラー画面が表示されたり、サイトの表示速度が以前よりも落ちてしまったりしている場合は、サーバーのスペックが不足している可能性があります。

サーバーを利用した当時よりもアクセスが増えたり、スクリプトの動作が遅くなったりすることは珍しくありません。

借り隊
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さすがにこの状態が続くと作業や利益にも影響してしまうな……

レンタマン
レンタマン

うむ。明らかにサーバーの移行を検討が必要だな!

使用中のサーバーにない機能が欲しい

現在、使用しているサーバーにない機能が欲しい場合も、サーバーの移行を検討するタイミングです。

サーバーによっても内容や機能が異なり、最初はアクセスがあまり見込めなかったときのために、月額料金が安いサーバーを利用する人も多いです。

アクセスが増えたり、外部バックアップ機能が欲しくなったりした場合は、自分が欲しい機能が搭載されているサーバーに移行するとよいでしょう。

しかし、わざわざサーバーを移行しなくても、プランを変更するだけで自分が欲しい機能が追加されることもあるため、まずは利用中のサーバープランを確認することをおすすめします。

借り隊
借り隊

レンタルサーバーのプラン変更はできないのか?

レンタマン
レンタマン

うむ。サーバーを移行しなくてもプランを変更で自分が欲しい機能が追加されることもあるぞ!
まずは利用中のサーバープランを確認するのがおすすめだ!

サーバー移行で課題を解決しよう

今回は、サーバー移行の際におさえておきたい注意点や、サーバー移行の手順などについて詳しく解説しました。

自社のWebサイトやホームページなどを継続的に運用していると、さまざまな理由からサーバー移行の検討が必要になるでしょう。

サーバーを移行するときの注意点や手順を知らないと、現在のWebサイトに不具合が生じてしまうこともあるため、注意が必要です。

実際にサーバーを移行するのは簡単な作業で完了しますが、1人で移行するのが不安な人は、サポートを受けながら移行することをおすすめします。

レンタマン
レンタマン

手順どおりにすすめれば問題ないが、不安なら移行先のレンタルサーバーのサポートを受けるのがおすすめだ!

※記載内容は現在のサービスと異なる場合があります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

この記事の著者
株式会社ピコラボ
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